ひろ君に告白するって決めて3日。


ひろ君家の電話が鳴った。


珍しいなーって思って、ひろ君が電話に出るのを見てた。


「もしもし?・・・はい、そうです。お久しぶりです。・・・はい、代わります」


しばらくひろ君が相手と話してた。


そしたら突然。


「春菜、お母さんからだよ」


そう言って、私に電話を渡してきた。


「お母さん?」


なんだろ?


電話なんて、夏休み以来だ。


「もしもし?お母さん?」


「春菜、元気にやってる?」


「うん、大丈夫。どうしたの?」


「あのね、出張短くなったの」