「わかったけど、春菜は俺と一緒でいいって?」


「今向こうでも、話してると思うわ」


俺の親は、いつも突然だ。


たぶん、春菜の親も。


そんな親を持ったから、俺たちが一緒に居る時間が長くなるのも当然だったのかもしれない。


それに、春菜は身体が弱い。


すぐに熱を出したりする。


だから余計に心配だし、一人にしたくない。


それで、一緒に暮らすことを承諾した。


「ひろ君、ごめんね」


部屋に入る前、春菜が俺に謝った。


親のことを言ってるってことが、すぐにわかった。


それは、お互い様だから。


「春菜、早く中に入る」


「は~い」