「春菜、どうした?」


「えっ?」


「ご飯、減ってないけど」


「うんん。なんでもない。今日、ずっと外に居たから疲れたのかも」


「じゃあ、今日は早く寝ろよ」


「うん」


夜。


ひろ君とご飯食べてるとき、私のお皿の中が減ってないことに気づいて。


ひろ君が心配そうな声で聞いてきた。


「熱はないよな」


そう言って、私のおでこを触ってきた。


「もー大丈夫だからね」


ひろ君に笑顔を向ける。


その笑顔に安心したのか、ポンポンと私の頭を叩いて。


ご飯に目を戻した。