「えっ?」


「あっ、すみません」


そこには、お盆に注文した品物を乗せた店員さんが立っていた。


翔馬と勇人の腕が邪魔で、テーブルに置けなかったみたい。


しかも、二人が結構大きな声で話してたから店員さんの声も聞こえなかった。


「恥ずかし」


結華がため息をついた。


それから急に静かになった二人。


そしたら今度は、希美が話し出した。


「ねー聞いて」


「またかっこいい人?」


「あたり~すごいね、結華。なんでわかったの?」


「希美が話すことは、それだけでしょ?」


「そんなことないよ。でね・・・」


希美の目が私に向けられた。