兄貴の想い


ヒデが外に出ていき、私はあまり気にもせず夕飯を食べテレビを見ていた。


父も母も少し気になるらしい。


『家の近くに来てるなら連れてくればいいのにねぇ…』


母は時計をチラチラ見ながら言った。


『いいからホっといてやれよ。』


と父が言う。




どのくらいたったのだろうか…

ヒデが帰ってきた。

そして、帰って来るなり

『ミサ!風呂入るぞ!』と…

『はぁぁぁい』


私はいつもと変わらずヒデとお風呂に入った。