文学乙女

少しためらっている中、おそるおそるインターホンに手を伸ばす。





普通に押せばいいのに、どういうわけか押す勇気が出ない。





何やってんだろう、あたし。





あたしは一呼吸をすると、思い切ってインターホンを押した。





ピンポン……♪





電子音のチャイムがかすかに響いた。