自転車をこいで いつもの道を帰る。 だけど渡瀬君の手には 私がさっきプレゼントした 手袋があって、 それをみるだけでも いつも以上にドキドキした 私の家に着くと渡瀬君は 自転車を止めた。 私もこぐのを止める。 「ごめんね? いつもありがとう」 ってお礼を言った私に 「気にしないで」 っていつもと同じように 笑顔で返す渡瀬君。