着替え終わり更衣室から 出るとそこにはイスに腰掛け シフト表と睨めっこしている 渡瀬君の姿があった。 私に気づいた渡瀬君は 「ちょっと相談あるんだけど 時間あるかなー?」 と聞いてきた。 「ん?大丈夫だけど、 相談って?」 相談、って言われても 私じゃたいした力には なれないんだろうな… と考えていた私の耳に 聞こえてきたのは 「凪さんのことなんだけど」 という私を落胆させるもので あったのだ。