虹の賢者

オーシャンは小物入れを開いた。


光を放っていたのは拾った石だった。


あたたかく、どこか懐かしい光…



「石が…光ってる?」


その不思議な光はどんどん大きくなり、やがてオーシャンを包んだ。


寝ぼけた目は眩しさにくらんだ。