小悪魔な彼女



「ねぇねぇ。」


「・・・・・・!」

席に着いてほっと一息
ついたのもつかの間。
不意に肩を叩かれて、
少し飛び上がる。


「あはは、ごめん。
びっくりさせたね?」




小麦色の肌に、
意志の強そうな
大きな瞳。

ミニスカートに
ルーズソックス、
ベージュのカーデが
よく似合ってる。

腰まで延びた
ストレートの髪。



今あたしの視線の
先にいるのは――
正真正銘の"ギャル"。


「どこ中出身なの?」

彼女の瞳が
あたしをじっと
見つめてる。

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