「みっらいちゃんっ」
「未来じゃないよー」
同じ小学校に転入してきた山梨未来。
本当は<みく>だけど「みらいちゃん」て呼ばせてもらってる。

未来とは同じクラスで、転入して教室に入って来たときの第一印象が"可愛いっ!"だったのは今でも覚えてる。
初めは自分の事を覚えてもらいたくて<みらいちゃん>って呼んでた。今ではちゃんと<みく>と呼んでいるけど…


「未来!一緒に帰ろ」
「うん!」

私、吉田あやは中学2年生になった。未来と同じクラスになり毎日同じ道を毎日2人で歩いていた。


「ねえーあや。」
「ん?」
「マック寄ってこ☆」
「良いね~っ」

私達は駅の近くのマックに入っていつものポテトとコーラ、とハンバーガーを買って席に着いた。

「わっあれ、遊汰っちじゃん!」
「本当だあっ!」
「呼ぼっか」
「うん」

近くに同じクラスの相楽遊汰、加藤聡、小山浩平、三浦桃子が居た。

「だけど桃子も居るよ」
「本当だあ…」

桃子は遊汰が大好きで遊汰にべったり
私も遊汰が好きなのに…

「呼ぶ?」
「うんっ」

桃子に負けてらんないもん…

「ゆーうたーっ!」