「よろしくお願いします♪」

優しそうな甘い声も
甘いマスクも私には全然
魅力的には見えなかった。
私は何も言わずに窓の外の方に
目を背けた。

そいつは教科書をまだ買って
なかったみたいで授業中は
私と一緒に見ることになった。
転校早々人気者だったあいつが
私の教科書を見ることになり
周りの女子からのイジメも
更にエスカレートしていった。