空に届くなら

シオンはさいきんできるようになったとびおりでぶらんこをおりた。おばあちゃんがよこでなんかあきれたようにいってたけどあんまりきにならなかった。



シオン、すごくあしがおそいの。うんどうかいもビリですごくくやしくてないた。ないたことがもっとくやしくてまたないた。



うんどうかいがきらいになった。




なのに、なぜかいまはすごくはやくはしれているきがしたよ。どんどんふたりのほうにちかづいていくの。





それでシオンのよそうはやっぱりあたってた!


ちょっとこわそうなかおのおばあちゃんがおんなのこをつれてる。




でも・・・・どうしてかな。



おんなのこ、めがあかくはれてる。ないたあとだ。





あいてのおばあちゃんがシオンにきがついて、めをあわせた。おばあちゃんがおいついて、シオンのよこからでてそのおばあちゃんにあいさつした。




「こんにちは。」



「こんにちは。」



おばあちゃんたちのことばは「ほうげん」っていってかけないけど、なんだかいっぱいおはなししてた。



シオンのおばあちゃんはシオンにつれてこられた、とわらいながらいった。

あいてのおばあちゃんはこまったようにわらっておばあちゃんのせにかくれようとするおんなのこについてはなしていた。




「ほら、じこしょうかいしなさい。」





そういわれておんなのこはあかいめをこすってこっちをみていった。







「しまざきまい・・・・しく・・・ね。」