「だから、誰のお嫁さんだって?」
「た、高橋くん!?」
後ろを振り返るとそこに立っていたのは同じクラスの高橋君。
あたしの隣の席で、色々この学校の事を教えてくれるとても優しい男の子。
「よう、おはよう」
「おはよう」
靴を下駄箱に入れながら何とか冷静を保つ。
・・・・全部聞こえてなかったらいいけど・・
「それで、誰のお嫁さんだって?」
「あ、あたしそんな事言ってた?」
「おう!ばっちりこの耳で聞いたぜ!」
ひゃ~~!!
もうすでにばれちゃってる?
もうこの学校に居られない!?
「あ、あの、高橋君?」
「まぁ青山のお嫁さんは無理だと思うぜ?」
・・・・
ぎゃ~~~~!!!
やっぱり聞こえてたんだ!!
ん・・・・
でも無理って・・・
「ちょっと、高橋君!無理って」
これでもあたしはあの想の奥さんなのに
「ごめんごめん♪でも、アイツが駄目なら俺が嫁にもらってやるって」
ポンポンとあたしの頭を優しく叩く。
高橋君の手をよけて教室へ向かう。
「もう、毎日飽きないよね?」
「そう?てかだったらそろそろ俺に堕ちろよ?」


