「それでは、今から修学旅行の班を発表しまぁ~す!!」

連休明けの月曜日。


誰もやる気をなくすこの週の始めのこの一時間目に


ものすごいハイテンションでマイクを握り締めて張り切って司会をしているのは


お祭り好き、派手好きの高橋くん。


しかも何故か班決めなのに体育館で行われてるし。


「班はこちら、生徒会側で決めさせていただきました!!一切苦情は受け付けねぇ~からな!!では、発表すっぞ!!」


高橋くんの声にさっきまでざわめき立ってたみんなが急に静かになる。


「てか、普通修学旅行って2年生でやるんじゃないの?」


そんなあたしの疑問に


「ここの学校は3年生になってからあるんだよ」


あたしの前に並んでいた女の子が答えてくれた。


「あっ、私、大木ユウ。よろしくね?」


長い髪を一つに束ねたユウちゃんはすっと右手を差し出してきた。


「よろしく」


笑顔で応えて、あたしも手を差し出す。