パパとママのヒミツ♪




「とうとうバレてしまったわね」



理事長室に向かう途中で
あたしを呼びに来たさくらさんが
ぼそりと呟くように口を開いた。



「でも味方でいてくれる人がいる。
それだけで心強いです」


「ふん。あなたって本当に単純ね。
なぜ理事長が想様を呼ばないのか分かってるの?」



そう。


理事が呼んだのは想じゃなくてあたしだけ。


それが何か引っかかってはいた。


「あたしを追い出すとか・・ですか?」

「それだけだと思って?」

「え?」



そこでさくらさんの足が止まり、
くるりと振り向いた。



「理事長は何が何でも想様を留学させるつもりよ。」




さくらさんの言葉に


理事長の考えてることがなんとなくだけど



理解できてしまった。