「俺たちは確かに他の人から見たら非常識かもしれません。」 急に聞こえてきた声がしたかと思えば 想が少し走ってからあたしと花の前に庇うように立った。 「想、いつからいたの?」 「最初から。」 最初からって あたしが責められてるところから? 「実際彼女が子供を産んだのは16歳でした。 だけど俺は今でも覚えています。 コイツはあの時から、花をこの世に産んでからずっと母親の目をしてましたよ」