「さくらが・・・じいさんを?」 信じられないとでも言いたそうな想に あたしはこくりと頷く。 「想の婚約者っていうのも、 おじい様から頼まれてしたことですよね?」 「・・・そう。私は断ることなんてできなかった。 ましてや気持ちを伝えることもできななかった。」 あの時、 初めて康哉様にお会時 私は一瞬で心を奪われてしまった。 すらっとした身長に少し年を感じさせるけど 整った顔立ち。 それに優しい声。 奥様を亡くした彼に私は一目惚れをしてしまったの。 だけど 「想の嫁に来てくれないか」