「お前どこに行ってた？」


授業終了のチャイムが鳴り終わってから
メイが教室に入ってきた。



あまり顔色は良くない。


「う、ううん。ちょっとおなか痛くて」


俺達のこんなやり取りに
最初はクラスの連中もザワザワしながら見てたけど


今となっては誰も俺達の事を言うやつはいなくなった。


おおかた俺達が付き合っている

という風に思ってるかもしれない。


俺達としてはそっちの方が助かった。



色々話もしやすくなったな。


最初は話かけるなんてことは一切しない予定だったのに。


本当にこいつといると予定が全部狂う。


おまけに今の顔。



腹痛なんてへったくそな嘘までつくし。

ま、俺に心配かけないようにしてるんだろうけど。



何かありましたって思いっきり書いてあんだよ