「んだよ?」


「あたし、戻らなくちゃ!
お母さんにも電話してないし。花心配だし」

そう言って想の腕から離れて急いで制服を拾う。

「・・ったく。帰ったらこんなもんじゃ済まさないからな」

ギロリと想に睨まれたあたしはただ

「あははは・・」

苦笑いすることしかできなかった。



「もう!心配したんだよ!高橋くんと帰ってこなかったから!」
「そうそう!想もあの後どっかに行っちゃうし」

ユウちゃんたちの部屋に戻ると、案の定あたしを思いっきり睨むユウちゃんとあやめちゃんにまたまた

「あはは・・・ごめん」

苦笑いで応えるあたし。

だから早く戻りたかったのに・・・

想は想で勝手なことしちゃうし・・

それに
高橋くんがちゃんと部屋に戻ったかも気になる。

「ねぇ高橋くんは・・」