学校なんか知らない。 いじめられようにも、できない。 だから… 栄一の気持ちが分からないよ…? でもね…。 悲しくて悔しくて、 そんな気持ちは一緒なんだね。 「俺もう―――耐えられなかった。死んじまいたい。ただただ、それだけ…」 ああ…。 栄一は私よりも、 もっともっと… 悲しくて辛くて… 栄一の気持ち。 死んじまいたい…。 私と比べたら…どうなるの? どれだけ私は愚かなの? たった… 病院にいるだけなのに… こんななんで死にたいなんて―。