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「さて、と。これからパメラ様の弟子として、ばっちり頑張らなくちゃ」
少ない荷物を片付けて、レオノーラはふうっと息をつきました。
薄い紫色の花が描かれた小さな箱からレモンキャンディを一つ摘んで、精霊の口に入れてあげ、自分の口にも一つ。
ころころと転がしながら、湖の見える窓を開いてその景色を眺めました。
ここでこれから、一生懸命パメラ様にお仕えして、一人前の魔術使いになるんだ。
そしていつか。
いつの日か、両親の暮らす家の扉を叩くんだ。
レモンキャンディを食べ終えた精霊が、キャンディをもう一つ、とおねだりし、
レオノーラはその小さなかわいらしい頭を、優しく撫でました。
「これから、頑張ろうね」
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「さて、と。これからパメラ様の弟子として、ばっちり頑張らなくちゃ」
少ない荷物を片付けて、レオノーラはふうっと息をつきました。
薄い紫色の花が描かれた小さな箱からレモンキャンディを一つ摘んで、精霊の口に入れてあげ、自分の口にも一つ。
ころころと転がしながら、湖の見える窓を開いてその景色を眺めました。
ここでこれから、一生懸命パメラ様にお仕えして、一人前の魔術使いになるんだ。
そしていつか。
いつの日か、両親の暮らす家の扉を叩くんだ。
レモンキャンディを食べ終えた精霊が、キャンディをもう一つ、とおねだりし、
レオノーラはその小さなかわいらしい頭を、優しく撫でました。
「これから、頑張ろうね」