飲まず食わずで丸二日、リュイはへとへとになりながらも、マチホ国のパメラの家につきました。


湖も森も相変わらずで、リュイは何だか懐かしく感じながら、家の木戸をノックしました。


「誰だい? そんなにしつこく叩かなくても出るさ………って、お前!?
一体どうしたんだい?」


木戸を開けたパメラは、疲れきったリュイの姿を見て、驚きの声を上げました。


「へへ、久しぶり。と、とりあえず、キャンディくれないかな?」


パメラの顔を見てどっと疲れが出たリュイは、ふらふらと座り込んで力なく笑いました。