ウチと原田の事情聴取は5分で済んだ。

終わって、ウチはおじさんの家に電話をして、原田は学校に電話した。


それで、彩音の事情聴取が終わるのを待っていた。



「お~!由佳ちゃん!!最近、活躍しないと思ったら、忘れた頃に活躍だね。さすが、小2で初段だわ。今回もご苦労様!」

そう声をかけたのは警察署の石井さん。

ウチは何回かひったくりとかを捕まえた。
でも、最後は小学校5年だったかな。



原田はこう言った。

「口だけかと思っていたわ。運動神経はいいって聞いていたけどさ。
英語とかは満点取ってるくせに理科だけは25点だもんな。そこどうにかして欲しいわ」


「うるさいな。分かりましたよ。」
ウチはいやいや返した。




そこに彩音のお母さんが来た。