君の名前

「悠と別れてよっ!!!!」

やっぱり・・・。

「いやだっ・・・」

美奈ちゃんは、下ウチをして、
車の中を見た。

なに・・・?

中から男が4人出てきた。

やばい・・・やられる。

「やっべ~可愛いじゃん~」

「早くおかしてぇ~」

私は怖くなって逃げることが出来なくなった。

やばい・・・・

男が近づいてきた。

私は強く目をつむり、
下をむいた。

「下むくなよぉ」

男は、私の髪をなでた。

鳥肌がたった。

悠の笑顔が見えた。

「さ、・・触んないでよっ!!」

震える声を抑えて叫んだ。

そして、家の方向に走った。

男は追いかけてきた。
もちろん早さに勝てるわけなく・・・。

「やだっ!!」

「静かにしろって」

車に入れられる!!!


悠・・・。


「何やってんだよっ!!」

殴る音が聞こえる。

でも悠の声じゃなかった・・・・。

「やっべ・・・洸さんじゃん」

男は車に乗り込み、去った。

私は足に力が入らず、その場に
座り込んだ・・・。

「洸にぃぃぃ・・・」
私は目にたまる涙がにじんだ・・。

「大丈夫か・・?」

洸にいが家までおんぶしてくれた。

ずっと震えがとまらなかった。