「ねぇ~どこ行く~?」
私は悠の腕につかまる。

「ん~?駅前っしょ」

見上げる悠がとても愛しく感じる。

悠は目があうと、優しく笑って頭を撫でた。

「へへ♪」

初デート・・。

夢みたい。。。

色んな会話をしながら駅前のデパートに行った。

香水売り場には、色んなのがあった。

「どれにする~?」

「いいニオイのお」

結局あれ~これ~なんて言って、
ブルガリの香水にした。

悠と同じニオイ・・・。

私はとても嬉しかった。

「これずっと~つけてよね」

「おう」


私はまた悠の腕につかまろうとした。

すると・・・

「わりっ!俺便所行くから、先行ってくんね?」

「ん?わかったぁぁ」

私は外のベンチに腰をおろした。

私は香水をみつめてニヤけてた。


手をつないでるカップルが、新鮮で、
みんな幸せになればいいなぁ・・・

「悠くん遅いなぁ・・・・」

おなか痛いのかなぁぁ・・・。




携帯を開いた瞬間・・・。

「あ、わりっ!」

悠くんっ!!

「ううん♪」

私たちは、また歩きだした。

初デートは無事に終わろうとした。