次の日・・・。

PIPIPI~

携帯のアラームが鳴る。

「ん・・・」

私は、布団から出た。

下に降りると、洸にいの姿だけあった。

「お!優おはよ~」

洸にいは、メロンパンをかじる。

「ん~おはよぉぉ」

「んぎゃぁぁ!目~腫れてるっ!!!!」

手鏡を持って、叫ぶ・・。


「うっせ~!!泣いたのか?」

「泣いてなぁぁい!!!」

洸にいは、いつも心配してくれるよね・・。

私はささっと、ご飯を済ませ、
自分の部屋に戻った。

アイロンとコテにスイッチを入れる。

化粧品を出して、鏡を開ける。

学校・・・気まずいなぁぁ・・・・。

「はぁ・・」

1つため息をもらし、鏡に向き合い、
顔をペチンペチンした。

アイプチを念入りに入れて、目の腫れを
目立たなくする。

アイラインを引いて、つけまつげをつける。

気分悪い日って・・・化粧のノリも悪いんだぁ・・・。

アイロンでストレートにしてから、
いつもなら、ふわふわの巻き髪だけど、
気分が上がらないから、今日は髪だけでもあげようと

単純なことを考えた。

髪の毛をアップに、しようと思ったけど、
キャバ嬢みたいだから、童顔だから、合わない・・。

今日は、ポニーテールにして軽く巻いた。

いつもの、私じゃないなぁぁ・・・・・。

「はぁ・・・」

何回ため息を出しただろうか・・・・。

スカートを、4回折って、
ピンクのリボンをつけて、
白のセーターを着た。

携帯を見たら、時間がやばかった。

「やばいっ」

私は、携帯をかばんにいれて、下にかけおりた。

ローファーに足を入れた、瞬間、昨日の光景が
浮かぶ・・・。