「会ってないよ」
誰にも言うなって、朽木サンが言った。
約束したんだもん。
「ハンパなことゆーんじゃねーよ」
真紀、怖い。
「だって、あたしが朽木サンと会う理由がないよ」
「そんなことは判ってる」
「じゃ、なんで?」
真紀は、ちょっとため息をついた。
「おまえにはさー、こんなふうに問いつめたりしたくねーんだよ」
「真紀…」
「頼むから、正直に言えよ」
「ちょっと待ってよ。真紀、最初っから決めてかかってるじゃん。そんなの、困るよ」
「やましいことがないなら、隠すコトねーだろー?」
「隠してなんか…」
あたしだって、真紀に嘘はつきたくない。
でも、約束したんだもん。
あの日、血だらけになってた朽木サンと。
約束破ったら、朽木サンは、もう、あたしを信じてくれないかもしれない…。
誰にも言うなって、朽木サンが言った。
約束したんだもん。
「ハンパなことゆーんじゃねーよ」
真紀、怖い。
「だって、あたしが朽木サンと会う理由がないよ」
「そんなことは判ってる」
「じゃ、なんで?」
真紀は、ちょっとため息をついた。
「おまえにはさー、こんなふうに問いつめたりしたくねーんだよ」
「真紀…」
「頼むから、正直に言えよ」
「ちょっと待ってよ。真紀、最初っから決めてかかってるじゃん。そんなの、困るよ」
「やましいことがないなら、隠すコトねーだろー?」
「隠してなんか…」
あたしだって、真紀に嘘はつきたくない。
でも、約束したんだもん。
あの日、血だらけになってた朽木サンと。
約束破ったら、朽木サンは、もう、あたしを信じてくれないかもしれない…。

