ケンタで買ったオレンジシャーベットを食べながら、真紀がふざけて言った。
「まい、本でも書いたらぁ?」
「えー? 何の本?」
真紀は、まじめなあたしをからかうように、ケラケラ笑う。
「10日間で不良になる方法」
「うく」
あたしは、ずっこける。
「なぁーんだよぉっ、それー」
「はははぁ。売れる訳ねーかぁ」
「たりめーじゃん」
ぺろん。
左の中指についたシャーベットを、なめた。
まったく、真紀ってば、おちゃめなんだから。
そう。
学校のみんなは、真紀のこんな一面を知らないんだ。
うわべだけで、怖いとか、つっぱってるとか、自分たちの価値観で好き勝手言って…。
真紀は、あることないこと言われても、必死で弁解とか、しなかったよね。
くやしーだろーに。
はがいーだろーに。
「まい、本でも書いたらぁ?」
「えー? 何の本?」
真紀は、まじめなあたしをからかうように、ケラケラ笑う。
「10日間で不良になる方法」
「うく」
あたしは、ずっこける。
「なぁーんだよぉっ、それー」
「はははぁ。売れる訳ねーかぁ」
「たりめーじゃん」
ぺろん。
左の中指についたシャーベットを、なめた。
まったく、真紀ってば、おちゃめなんだから。
そう。
学校のみんなは、真紀のこんな一面を知らないんだ。
うわべだけで、怖いとか、つっぱってるとか、自分たちの価値観で好き勝手言って…。
真紀は、あることないこと言われても、必死で弁解とか、しなかったよね。
くやしーだろーに。
はがいーだろーに。

