家に帰って、ひと眠りして、着替えをちょっとと、お金を持って、本格的に、家出を決めこんだ。
でも、はっきりした行くアテもないから、昨日、みんながたまってた辺りに行ってみた。
まだ、明るくて、サーファーなんかもたくさんいたけど、プータローみたいなのもけっこー集まってた。
あたしは、街灯の下に、ちょこんと腰を下ろした。
しばらく、ぼーっと、動き回る人間や、車を視ていた。
朽木サン、どーしてるかなぁ?
帰らないつもりで家を出てきたことより、朽木サンのことのほうが、心配だった。
「ねー。あんたさぁ…」
不意に声をかけられて、振りあおいだ。
わぁー。ちりちりパーマの女の子。
髪の毛が、真っ赤だぁ…。
「なぁに?」
「あんたさぁー。きのぉーさぁー。オガタさんの車、乗ってたじゃん」
しゃがみこんで、あたしと目線の高さ、同じにした。
「うん」
でも、はっきりした行くアテもないから、昨日、みんながたまってた辺りに行ってみた。
まだ、明るくて、サーファーなんかもたくさんいたけど、プータローみたいなのもけっこー集まってた。
あたしは、街灯の下に、ちょこんと腰を下ろした。
しばらく、ぼーっと、動き回る人間や、車を視ていた。
朽木サン、どーしてるかなぁ?
帰らないつもりで家を出てきたことより、朽木サンのことのほうが、心配だった。
「ねー。あんたさぁ…」
不意に声をかけられて、振りあおいだ。
わぁー。ちりちりパーマの女の子。
髪の毛が、真っ赤だぁ…。
「なぁに?」
「あんたさぁー。きのぉーさぁー。オガタさんの車、乗ってたじゃん」
しゃがみこんで、あたしと目線の高さ、同じにした。
「うん」

