あわてて駆け寄って、抱き起こす。
「あー…。まい?」
朽木サンは、あたしを見上げて、苦しそうに笑う。
「朽木サンっ! やだぁ。しっかりしてよぉっ!!」
ぐっ!
朽木サンの指が、あたしの腕に食い込んだ。
「でーじょぶ。へーき…」
起きあがろうとする。
左の腕を鮮血が伝ってた。
「俺んち、松浪なんだわ。近いじゃん。へーき」
ゆらりと、立ち上がった。
「だっ、駄目だよっ! 病院、行かなきゃっ!」
「そんな、たいそーなケガじゃねーって」
あたしの手を振り払う。
なんで?
いっぱい、血が出てるじゃん。
どっから歩いて来たの?
単車、どーしたの?
そんなケガしたら、痛くて泣いちゃうよぉ。
「だめぇっ!」
涙が出た。
「あー…。まい?」
朽木サンは、あたしを見上げて、苦しそうに笑う。
「朽木サンっ! やだぁ。しっかりしてよぉっ!!」
ぐっ!
朽木サンの指が、あたしの腕に食い込んだ。
「でーじょぶ。へーき…」
起きあがろうとする。
左の腕を鮮血が伝ってた。
「俺んち、松浪なんだわ。近いじゃん。へーき」
ゆらりと、立ち上がった。
「だっ、駄目だよっ! 病院、行かなきゃっ!」
「そんな、たいそーなケガじゃねーって」
あたしの手を振り払う。
なんで?
いっぱい、血が出てるじゃん。
どっから歩いて来たの?
単車、どーしたの?
そんなケガしたら、痛くて泣いちゃうよぉ。
「だめぇっ!」
涙が出た。

