「いーけどぉ…」
あたしは、ちょっとため息をついた。
なんか、すごく気が大きくなっちゃってる。
こんな奴、ちっとも怖くない。
「あたし、さっき、湘南狂走連合の集会から帰ってきたばっかなの。だから、すごく眠いんだよねー…」
ぎく。
そんなカンジで、アロハのお兄ちゃんは、硬直した。
「またまたぁ…」
お兄ちゃんは、無理したひきつった笑いを浮かべる。
へぇ。ゾクの名前って、すごいんだぁ…。
「あたし、『赤華』の総長のマブなんだ」
ちょっとトクイになった。
「げ。まじかよぉ…」
「判ったら、つきまとわないで」
ぴしゃりと言い放って、アロハのお兄ちゃんを睨みつける。
う、わぁ。
あたしったら、なんか、すごいんじゃない?
自分が、とんでもなく偉くなったような気がして…。
まるで、この世に怖いものなんかなくなったみたい。
真紀ちゃんのマブになった、ただそれだけなのに…。
あたしは、ちょっとため息をついた。
なんか、すごく気が大きくなっちゃってる。
こんな奴、ちっとも怖くない。
「あたし、さっき、湘南狂走連合の集会から帰ってきたばっかなの。だから、すごく眠いんだよねー…」
ぎく。
そんなカンジで、アロハのお兄ちゃんは、硬直した。
「またまたぁ…」
お兄ちゃんは、無理したひきつった笑いを浮かべる。
へぇ。ゾクの名前って、すごいんだぁ…。
「あたし、『赤華』の総長のマブなんだ」
ちょっとトクイになった。
「げ。まじかよぉ…」
「判ったら、つきまとわないで」
ぴしゃりと言い放って、アロハのお兄ちゃんを睨みつける。
う、わぁ。
あたしったら、なんか、すごいんじゃない?
自分が、とんでもなく偉くなったような気がして…。
まるで、この世に怖いものなんかなくなったみたい。
真紀ちゃんのマブになった、ただそれだけなのに…。

