んー。ねむいっ。

あたしは、あくびをしながら、そっと家のドアを開けた。

あ、鍵がかかっていない。

「まいかっ!?」

うわ。起きてる。

「ただいまぁっ」

「こんな時間まで何やってたんだっ!?」

すっごい、怒ってる。

「べつにぃー…」

ボーソーゾクのシューカイに出て、パトカーに追っかけられましたぁ。

なーんて…。

「言えないような事をしていたのかっ!?」

あたりぃ。

「どれだけ心配したと思ってんだ!!」

もぉ、あたし、ねむいのにぃ…。

「まいっ! 答えなさいっ!」

「じゃあ…」

「ん? なんだ?」

なにもかも、めんどくさい。