みんみんみんみんみん。
セミだって、みみっちく啼いてる。
ああ。もう、たくさん!
「へぇい! まーい。荒れてんねー。どーしたのさぁー」
えっ?
あわてて、声の主を捜すと、いきなり目の前にスクーターが走って来た。
「真紀ちゃん…」
乗っていたのは、あの、真紀ちゃんだった。
金髪が、太陽できらきら光って、すごくキレーだ。
一瞬、天使が降りてきたのかと思った。
でも、中学生がスクーターに乗って…。
「真紀ちゃん、免許…」
あたしは、変なことに気がついてしまう。
真紀ちゃんは、ちょっと首をすくめて、
「あははははぁっ!」
おっきな口を開けて、笑った。
「えー。無免っ!」
「ばーか。でけー声、出すんじゃねーよっ!」
それに…。
「ノーヘルだぁ…」
「細かいことにこだわんじゃねーって」
うん。そーだよね。
それって、すごく今のあたしの気分だ。
セミだって、みみっちく啼いてる。
ああ。もう、たくさん!
「へぇい! まーい。荒れてんねー。どーしたのさぁー」
えっ?
あわてて、声の主を捜すと、いきなり目の前にスクーターが走って来た。
「真紀ちゃん…」
乗っていたのは、あの、真紀ちゃんだった。
金髪が、太陽できらきら光って、すごくキレーだ。
一瞬、天使が降りてきたのかと思った。
でも、中学生がスクーターに乗って…。
「真紀ちゃん、免許…」
あたしは、変なことに気がついてしまう。
真紀ちゃんは、ちょっと首をすくめて、
「あははははぁっ!」
おっきな口を開けて、笑った。
「えー。無免っ!」
「ばーか。でけー声、出すんじゃねーよっ!」
それに…。
「ノーヘルだぁ…」
「細かいことにこだわんじゃねーって」
うん。そーだよね。
それって、すごく今のあたしの気分だ。

