14才の地図

「とーとつなんだけど、あなた、お母さん、欲しくないかしら?」

「え?」

オカーサン?

「う、ううん。まだ、決まったわけじゃないらしいんだけどね…。でも…」

「それ、パパが再婚するってゆーコト?」

「そ、そうそう。そうなのよ」

なぁんだ。

そんなこと、パパが自分で言えばいーのに。

そぉか。それで、わざわざ、おばちゃんがココに来てるって訳かぁ。

「パパが奥さんもらうなら、あたしは、べつに…」

「そう? 賛成なのね?」

「でも、あたしには関係ないから…」

「え?」

「あたし、今さら、別のオンナの人のコト、ママなんて呼べそうにないって言ったんです」

「ま、そりゃあ、まいちゃんにとっては、新しいお母さんが来るっていうのはショックかもしれないけど、お父さんの幸せも考えてあげなくちゃね」

パパの、幸せ?

「本当に、苦労なさったのよ。麻由子さん、まだ三つのあなたを残して若い男と…」

ガタ!

思わず、立ち上がった。