14才の地図

さつきサンは、少し困った顔をして、あたしに何か言おうとした。

「さつき。どーしたんだぁー?」

パパの声。

じゃ、大好きなさつきサンと、パパが…。

だって、さつきサンは、朽木と…。

割り切ってるって?

なにを?

どーゆーふーに?

「あなたぁ。まいちゃんが…」

さつきサンは、奥のパパに声をかける。

真っ赤なくちびるが、ひどく、淫らに見えた。

「こんな時間からっ! ちちくりあってんじゃねーよっ!!」

叫んで、バッと身を翻した。

なんだよっ!

なんだよ、あの女っ!

パパは、オンナにムチュウ。

パパは、あたしのコトなんてすっかり忘れて、オンナに、ムチュウ!

そのオンナが、さつきサンだったなんて!