のろのろと、夏がゆく。
長い長い、夏が、ゆく。
窓の外をぼんやりながめて、詩人になっていると、
ドンドンドン。
乱暴なノックの音が響いた。
のり子だな?
「のり子ぉ? ケンタのオレンジシャーベット、買ってき…」
開け放ったドア。
そこに立ってたのは。
「真紀…」
すごい、冷たい眼で、あたしを睨んだ。
ちょっとした、迫力、だ。
でも、あたしはわざと気づかないふりをして、笑う。
「なぁしたの? 真紀、入んなよぉ」
「いーよ、ここで」
「でも」
「しつけーんだよっ!」
びっくりした。
マジだな、って判るのには、充分すぎる真紀の声音だった。
「聞くよ。話して」
あたしは、真紀を誘うのを諦めた。
長い長い、夏が、ゆく。
窓の外をぼんやりながめて、詩人になっていると、
ドンドンドン。
乱暴なノックの音が響いた。
のり子だな?
「のり子ぉ? ケンタのオレンジシャーベット、買ってき…」
開け放ったドア。
そこに立ってたのは。
「真紀…」
すごい、冷たい眼で、あたしを睨んだ。
ちょっとした、迫力、だ。
でも、あたしはわざと気づかないふりをして、笑う。
「なぁしたの? 真紀、入んなよぉ」
「いーよ、ここで」
「でも」
「しつけーんだよっ!」
びっくりした。
マジだな、って判るのには、充分すぎる真紀の声音だった。
「聞くよ。話して」
あたしは、真紀を誘うのを諦めた。

