14才の地図

朽木を見た。

ぜんぜん、ヘーキな顔してる。

死ぬかもしんないのに。

胸が、痛いよ。

あんときの朽木を思いだした。

頭、血だらけで、今にも死にそうだった。

痛いくせに、笑ってた。

「朽木ぃっ」

「なぁんだよ、まい。そんな顔すっと、ブスになんぞぉ」

タバコ、くわえたまま、ニッと笑った。

「ばーかぁっ。心配してんじゃんよぉっ」

「んじゃぁ、俺がくたばったら、ゾーキンに線香でもブッ立てて泣けよぉ」

「ゾーキン? ばっかじゃねーのっ!」

ケラケラケラ。

朽木は、死ぬってことを、茶化してた。

ばっかだなぁ…。

もし、死んじまったら、組織作るとか言ってたのも、終わりじゃんよ。

それでもいーのかよ。

なんか、よく、わかんないよ。

あたしだって、人が死ぬってこと、よくわかんないけど、死んだら終わり、ってコトくらい判るよ。