朽木は、遠い昔を回想するように、うーん、って唸って、フォークをエビに突き刺した。
「あー。そうそう。んで、のびてたらぁ、すっげー美人に会ったの」
「えー、美人? 誰? 誰?」
身を乗り出す。
真紀かな? さつきサンかな?
「ばーか。もう、5年も前だぜ。とっくに引退しちまってるよ」
「あ、そっか」
あたしは、朽木のミネストローネを失敬して、ゴクンと飲んだ。
「それで?」
白い眼で、ミネストローネのカップを見つめる朽木を無視して、話しのほうをうながす。
「その美人が、俺のこと拾ってくれたの」
朽木が、あたしのマカロニを奪取した。
「つくづく、女に縁があるヤツ…」
「しかも、美人に、な」
確かに、真紀もさつきサンも、キレイだ。
外見的な美しさは、もちろんだけど、内側からにじみでる魅力みたいなもんがあるよね。
朽木って、イーカゲンぽいけど、女を見る眼だけは確かって、気がする。
「じゃあ、べつに、あたしにあんなこと言う必要、ないじゃん」
朽木の皿から、あさりを殻ごと取った。
「あー。そうそう。んで、のびてたらぁ、すっげー美人に会ったの」
「えー、美人? 誰? 誰?」
身を乗り出す。
真紀かな? さつきサンかな?
「ばーか。もう、5年も前だぜ。とっくに引退しちまってるよ」
「あ、そっか」
あたしは、朽木のミネストローネを失敬して、ゴクンと飲んだ。
「それで?」
白い眼で、ミネストローネのカップを見つめる朽木を無視して、話しのほうをうながす。
「その美人が、俺のこと拾ってくれたの」
朽木が、あたしのマカロニを奪取した。
「つくづく、女に縁があるヤツ…」
「しかも、美人に、な」
確かに、真紀もさつきサンも、キレイだ。
外見的な美しさは、もちろんだけど、内側からにじみでる魅力みたいなもんがあるよね。
朽木って、イーカゲンぽいけど、女を見る眼だけは確かって、気がする。
「じゃあ、べつに、あたしにあんなこと言う必要、ないじゃん」
朽木の皿から、あさりを殻ごと取った。

