「じゃあ、花火大会の夜だな?」
「あぁ。時間は1時。ぜったい、女は連れて来ねーよーに、徹底しとけよ」
「判ってる」
えー? なんか、すごい相談、聞いちゃった。
とうとう、朽木サン、やるつもりなんだ。
『帝釈天』の初代の腕を、切り落としちゃったってゆー、バリバリの喧嘩チーム、『血狼』と。
あたしは、弥勒寺や菜由たちとふざけながら、そのことばかり、考えていた。
8月10日。8月10日。
さざ波のように、みんなに広まる。
緊張感が、あたしたちを包んだ。
そして、12時。
あたしは、朽木サンの、CBR400Fに乗った。
風と、直管の音が心地いい。
海岸線を、爆音とともに走り抜ける。
やがて、交機に追われて、流れ解散になった。
明け方、朽木サンは、あたしを長谷まで送ってくれた。
「なー、おまえ、サンづけすんの、よせよ」
バイクから降りたあたしに、朽木サンは言った。
「だって、朽木サン、総長じゃん」
「あぁ。時間は1時。ぜったい、女は連れて来ねーよーに、徹底しとけよ」
「判ってる」
えー? なんか、すごい相談、聞いちゃった。
とうとう、朽木サン、やるつもりなんだ。
『帝釈天』の初代の腕を、切り落としちゃったってゆー、バリバリの喧嘩チーム、『血狼』と。
あたしは、弥勒寺や菜由たちとふざけながら、そのことばかり、考えていた。
8月10日。8月10日。
さざ波のように、みんなに広まる。
緊張感が、あたしたちを包んだ。
そして、12時。
あたしは、朽木サンの、CBR400Fに乗った。
風と、直管の音が心地いい。
海岸線を、爆音とともに走り抜ける。
やがて、交機に追われて、流れ解散になった。
明け方、朽木サンは、あたしを長谷まで送ってくれた。
「なー、おまえ、サンづけすんの、よせよ」
バイクから降りたあたしに、朽木サンは言った。
「だって、朽木サン、総長じゃん」

