14才の地図

「あたしも、ハンパなやつらをずいぶんボコボコにしたけど、みんな、ヒーヒー言って詫び入れてくるよ。あんなにやられて、耐えるのって、フツーじゃねーよ」

「え? そーなの?」

そーと知ってたら、ヒーヒー泣いて謝ったのに…。

なんちゃって。

「気合い入ってる奴には、礼をつくす。それがあたしたちのやりかただからね」

「う、ん…」

「あ、そうそう。まいのこと『赤華』に誘ってたけど、あれ、中止。忘れて」

「どーして?」

「朽木とか、ガタがさぁ、駄目だってゆーの」

「えぇ?」

あたしは、合点がいかない。

「自分の手元においときたいらしーんだ」

「ますます、わかんない」

「あたしだって、わかんねーよ。でも、あいつら異常に、あんたのコト、気にいっちゃってさぁ…」

あたしは、波打際から少しさがって、砂浜に腰を下ろした。

「かいかぶってるよなぁ。みんな、あたしのコト…」

「後悔してんの?」