14才の地図

「…報いかなぁ」

「さあ」

真紀は、首をかしげた。

「でも、まいは、ずっと無理してたって気ィすンよ」

「無理?」

「学校ン時よか、今のほうがずっといー顔してるって」

「あたし、変わった?」

「いや。変わったとか、そーゆーんじゃなくて、正直、あたしもびっくりしてるんだけど、カタチだけじゃねーなっつーか…」

「カタチ?」

「まいの場合、髪脱色したり、化粧したり、ゾクっぽい服着てるわけじゃねーのに、ちょっと、クルもんがあるわけよ」

「よく、わかんないな」

真紀は、ふっ、と笑った。

「ま、そのうち、判るよ。みんなは、もう、あんたに一目置いてると思うけどね」

「なんで?」

「頭丸めた幹部連が、みんな、あんたに挨拶してくじゃん」

「でも、あれは、誤解だったんだから、あたしなんか…」

真紀は、かぶりを振った。