「だめだよ、そんなことしたら。あたし、真紀がそのきんいろの髪、かきあげるの、すごく好きなんだから…」
「じゃあ、どーしたらいい? 言ってよ」
あたしは、ひとつ、大きく深呼吸した。
湿った、潮の香りがする。
今日の海は、穏やかで、優しかった。
「あたしさぁ、今日、弥勒寺連れて、えーこに会いに行ったの」
「うん?」
突然の話題の転換に、真紀はとまどう。
ズラしてんじゃねーよって、言われるかと思ったけど、黙って聞いてくれた。
「そしたら、えーこ、逃げんの」
「そっかぁー…」
「もう、かかわり合いになりたくない一心ってかんじでさぁー。すたこらさっさ」
「弥勒寺、顔こえぇからぁ…」
「でも、イーヤツじゃん」
「うん」
「ショックだったなぁ…。えーこ、『あたしたち親友ね』なんて、しゃあしゃあと言ってたんだぜぇ」
「でも、あんたはそう思ってなかったくせに」
うん。それは、否定できない。
「じゃあ、どーしたらいい? 言ってよ」
あたしは、ひとつ、大きく深呼吸した。
湿った、潮の香りがする。
今日の海は、穏やかで、優しかった。
「あたしさぁ、今日、弥勒寺連れて、えーこに会いに行ったの」
「うん?」
突然の話題の転換に、真紀はとまどう。
ズラしてんじゃねーよって、言われるかと思ったけど、黙って聞いてくれた。
「そしたら、えーこ、逃げんの」
「そっかぁー…」
「もう、かかわり合いになりたくない一心ってかんじでさぁー。すたこらさっさ」
「弥勒寺、顔こえぇからぁ…」
「でも、イーヤツじゃん」
「うん」
「ショックだったなぁ…。えーこ、『あたしたち親友ね』なんて、しゃあしゃあと言ってたんだぜぇ」
「でも、あんたはそう思ってなかったくせに」
うん。それは、否定できない。

