14才の地図

「ほんと、そんなんじゃないんだから」

「でも、なんか、イミシンだった」

「だから、なんでもないって」

「あたしだけに話してよっ」

ちょっと不自然にしつこくなぁい? このコ。

ふぅん。そっか…。

「菜由って、朽木サンに惚れてたワケぇ?」

きゃははって笑って、菜由は、真っ赤になった。

「やだぁ。バレちゃったぁ?」

「バレるよ、ふつー」

「ごめーん。いやみなオンナしてたぁ?」

あたしは、吹きだした。

「いーや。そんなこと、ないよ」

菜由って、カワイーとこあるじゃん。

「まい」

呼ばれて振り返ると、真紀が立っていた。

「あっ。真紀サン、こんばんはっ!」

すかさず、菜由が、挨拶する。

「真紀…」

なんだか、真紀がすごくマジな顔をしてるから、あたしもつりこまれて、マジな顔をつくった。