14才の地図

「朽木サン、たくさんオンナがいるって…」

「じゃ、ほかの誰とも遊んじゃいけねーってーの?」

あぁ。そーいえば、そーだなぁ。

「そっか、トモダチかぁ…」

勝手に納得してしまった。

だって、今日、あたしは、弥勒寺と海岸で遊んで、けっこー楽しかったもん。

「そーゆーのも、アリだよね。確かに」

朽木サンは、参ったなって顔して、笑った。

「おまえって、ほんっと、ウブいわ」

ちぇ。また、子供あつかい。

「でも、なんか、ガツンってやられた気ィするぜ。おまえには…」

ちょっと、マジな顔。

眼が、すごくやさしーの。

最初に会ったとき、この眼が、怖かったんだよね。

奥二重の、挑戦的なライン。

でも、今日は、すごくやさしー。

「あとで、俺のケツに乗んな」

「え、あたしが?」

「だぁかぁらぁ、他に誰がいるってゆーんだよっ」