14才の地図

「まい!」

朽木サンが、あたしに気づいた。

まぁだ、おでこにバンソーコはっつけてる。

朽木サンとは、3日ぶり。

顔を見たら、ふっと、あったかい気持ちになった。

「どーだ? 体の調子」

朽木サンは、あたしの頭を、くりくりと撫でた。

「うん。もう、だいぶいーよ」

「さつきが、抜糸に連れてこいってゆってた」

「いつ?」

「明日」

「じゃ、弥勒寺に頼もうかな」

「あぁ。俺、連れてっちゃるから」

「え? だって、朽木サン、仕事…」

「休み取った。遊びにいこーぜ」

あたしは、驚いて眼を見開く。

「あたしと?」

「ほかに誰がいるんだよ」

「だって…」

「だってぇ?」