14才の地図

正直、あたしは、ガタの頭を見て、仰天した。

だって、ホントに、ツルツルなんだもん。

そりゃぁ、確かに、朽木サンが、頭丸めろって、言ったけど…。

てーことは、力任や佐波も?

うわぁ…。

「ガタ、マジなんだ、その頭」

窓から顔をだして、あたしはつい、そんなことを訊いてしまった。

「笑えるぜ。幹部がそろってボーズだもんな」

ガタは、そう言って、ホントに笑った。

「でも、似合ってるよ。ねー、和枝」

和枝に、話をふってやる。

「すっごく、シブイですぅー…」

間髪いれずに、和枝が賛辞の声を上げた。

「サンキュー」

「で、なんかあたしに用?」

「あー」

ガタは、突然、用件を思いだした。

「朽木がおめーを捜してる」

「えー? まだ、7時じゃん。ずいぶん早いねー」

「久しぶりだから、血が騒ぐんでねーの? あいつ、まだ、若いし」