「それに…」
弥勒寺の方を見た。
「あの変な色の車、なぁに?」
「セリカだよ。一応」
「普通じゃないよ。乗ってる人も、ヤクザみたいだし…」
「そんなことないよ。いいやつなんだから」
えーこは、ふるふるとかぶりを振った。
「あたし、いい」
「いいって、何が?」
「用、思いだした」
「えーこ…」
「あ、もう、時間ないや」
「じゃあ、送ってあげるよ」
「えっ。いい。いい。走ればすぐだから」
「でも…」
「じゃーね。ほんとにいーから。ばいばい」
まるで、逃げるように、えーこは、福祉センターの方へ走って行った。
あたしは、あっけにとられてしまって、ボーゼンとその後ろ姿を見送った。
なんで、こんなことになったのか、判らなかった。
弥勒寺の方を見た。
「あの変な色の車、なぁに?」
「セリカだよ。一応」
「普通じゃないよ。乗ってる人も、ヤクザみたいだし…」
「そんなことないよ。いいやつなんだから」
えーこは、ふるふるとかぶりを振った。
「あたし、いい」
「いいって、何が?」
「用、思いだした」
「えーこ…」
「あ、もう、時間ないや」
「じゃあ、送ってあげるよ」
「えっ。いい。いい。走ればすぐだから」
「でも…」
「じゃーね。ほんとにいーから。ばいばい」
まるで、逃げるように、えーこは、福祉センターの方へ走って行った。
あたしは、あっけにとられてしまって、ボーゼンとその後ろ姿を見送った。
なんで、こんなことになったのか、判らなかった。

