2人で、じゃれあいながら、校門をくぐる。
と。
バウン!
オートバイだ。
キッ!
あたしたちの目の前に止まった。
わあ。ノーヘルだぁ。
ホンダのCBR400F。
ふわふわの髪を、額にちょっと下げてる。
眼が、鋭い。
「よおっ」
低い声が、あたしたちに飛んだ。
怖い…。
だけど、不思議、わくわくするように胸が高鳴る。
「おめーら、ここのガッコのセート?」
あたしとえーこは、互いに顔を見合わせ、おそるおそる、うなずいた。
「なぁ、笹原真紀って、まだ居たぁ?」
え? 真紀ちゃん?
あたしは、反射的に答えた。
「真紀ちゃんなら、職員室呼ばれてたみたい」
出席日数がどーの、三者面談がこーの、とか担任に言われてたの、見ちゃったんだ。
と。
バウン!
オートバイだ。
キッ!
あたしたちの目の前に止まった。
わあ。ノーヘルだぁ。
ホンダのCBR400F。
ふわふわの髪を、額にちょっと下げてる。
眼が、鋭い。
「よおっ」
低い声が、あたしたちに飛んだ。
怖い…。
だけど、不思議、わくわくするように胸が高鳴る。
「おめーら、ここのガッコのセート?」
あたしとえーこは、互いに顔を見合わせ、おそるおそる、うなずいた。
「なぁ、笹原真紀って、まだ居たぁ?」
え? 真紀ちゃん?
あたしは、反射的に答えた。
「真紀ちゃんなら、職員室呼ばれてたみたい」
出席日数がどーの、三者面談がこーの、とか担任に言われてたの、見ちゃったんだ。

