さつきサンは、笑った。
「やるじゃん」
「あたしね、どーしていーか判らなかったんだ…。朽木サンと約束してたし、緒方くんたちの気持ちも判るし…」
「それで、ボコボコになっちゃったの?」
「う、ん…。かっこわるいよねー…」
さつきサンは、注射器を取りだした。
「ちょっと、麻酔するよ。眉毛のとこ、縫うから」
ちくん。
顔に注射針がささった。
「傷、残っちゃう?」
「うん。少しね。でも、眉の下だから、目だたないと思うよ」
「そっか」
「それより、火傷のほうが、痕残ると思うわ」
「…判ってる」
さつきサンは、ちょっと手を休めた。
「あたしね、弥勒寺の先輩なの。村岡小学校の。あたしが中3のとき、ボランティアで小学校に行って、新入生の面倒、見てたのよ。その時の問題児が、弥勒寺。弱いくせにケンカばっかして、しまいにはおもらししちゃって、タイヘンだったんだからぁ」
「やだぁ…」
「だから、あいつは、あたしに頭が上がんないの」
「やるじゃん」
「あたしね、どーしていーか判らなかったんだ…。朽木サンと約束してたし、緒方くんたちの気持ちも判るし…」
「それで、ボコボコになっちゃったの?」
「う、ん…。かっこわるいよねー…」
さつきサンは、注射器を取りだした。
「ちょっと、麻酔するよ。眉毛のとこ、縫うから」
ちくん。
顔に注射針がささった。
「傷、残っちゃう?」
「うん。少しね。でも、眉の下だから、目だたないと思うよ」
「そっか」
「それより、火傷のほうが、痕残ると思うわ」
「…判ってる」
さつきサンは、ちょっと手を休めた。
「あたしね、弥勒寺の先輩なの。村岡小学校の。あたしが中3のとき、ボランティアで小学校に行って、新入生の面倒、見てたのよ。その時の問題児が、弥勒寺。弱いくせにケンカばっかして、しまいにはおもらししちゃって、タイヘンだったんだからぁ」
「やだぁ…」
「だから、あいつは、あたしに頭が上がんないの」

